気遣いの国やろ

ええ~い、いらいらする。
夜中に咳が止まらないので、薬剤師のいる薬局に相談に行った。
お前ら、誰と話をしてるんや!
大声を出し要件を伝えた。
すると、だからこれを出しているのでしょう、ときやがった。
アホか、お前は音を出しているだけで、俺と会話をしてないやろ、だからお前の話している事が分からないんや。
薬剤師という資格を持っているから相談にきたんやろ。
ほんといらつく。
昨日ラジオの収録でもそんな話になった。
私がいらつく原因を後でじっくり考えると、こちらがちゃんと話しかけているにも関わらず、独り言を言っている相手の時だ。
こちらが、きちんと相手に向かっているのに、相手が全く向かわなくて、言葉というか音だけを発しているのだ。
その時に、強烈に違和感を感じいらいらするのだ。
しかも、ある程度年齢の上の人、40代以上の場合に多い。
普通の事を普通に、当たり前のことを当たり前に。
それが出来ない、あるいはやらない人にいらつくのだ。
仕事として話さなければならないことを話す。
当たり前だが、仕事としての話は、専門的で覚えなければならない。
それは、仕事そのものも同じだ。
では、それらは覚えたら出来るのか?
もちろん、この出来るのか?というのは、仕事先の人とのやりとり、あるいは仕事そのものでの関係性。
また、お客さんへの対応という出来るのか?ということだ。
それは否だ。
だが、苦も無く出来る人もいる。
その人は、対応というか関係というか、自分以外の人と接する事に慣れている人だ。
それ以外の人は出来ない。
いくら「いらっしゃいませ」とお客さんが入ってきたら言うんだ、と習っても、接することに慣れていない人のそれはぎこちない。
しかし、客側から言えば「ぎこちない」ではすまない。
こいつはマニュアルでしか何も出来ないのだ、と思うし、お前は、自分の言うべきことを言っているだけで、客を無視しているとなる。
思えば、こんなことを20年ほど書いているのではないか。
その時間をじっくり眺めていると、接する人に慣れた人の量は、どんどん減っている。
今後どうなるのだろう?
それこそ、企業にとっても、社会にとっても人材不足だろうと思う。
コンビニで愛想の良い店員がいるとホッとする。
しかし、名札を見ればカタカナで表記しているので、どこの国人だか分からない。
日本人では無い事だけは確かだ。
なんでやねん?
気遣いの国の筈なのに。
9月15.16.17.18.19日東京ワークショップ
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