沖縄のみんなお疲れ様!
例によって、打ち上げは深夜まで。
残波の白という泡盛は飲みやすく、トイレに立ったとたん酔いが回った。
昨年のワークショップと比べて、今回は何となく雑然としていた。
その分、常連の人達の実力が試された良いワークだったと思う。
打ち上げの時「やり難く、自分がブレてしまった」ということを耳にした。
それが実力だから仕方が無い。
昨年のように密度濃くまとまったクラスになると、自分では出来ていなくても雰囲気で出来ている感じなる。
そこが危険なのだが、今年はそんな雰囲気は無かったので、その意味で凄く良かったと思う。
もちろん、密度濃くまとまるにこしたことはない。
しかし、それだと身内の慣れ合いに陥る事がしばしばあるのだ。
だから、今回何かヒントを得た人、ヒントを獲得した人は、きっと忘れずに訓練できると思う。
打ち上げの席で、数人が東京ワークショップに参加すると言っていた。
正面向かい合いを、かなりの時間を割いてやったので、その集大成である「武禅」にも参加したいとも言っていた。
人と真正面から向かい会える人、そういうことが大事だと気付いた人が増えるのは、強く芯のある人が増えるということだから、これ程素晴らしいことはない。
前回もアフリカのダンサーが参加してくれたが、今回はブラジルの役者達8人、それにそのディレクター、アメリカ人で日本の文化を研究している人などが参加した。
言葉や文化の垣根を越えて「身体」という共通項で、同じワークをするのは面白いし楽しい。
「来年また会いましょう」
を合言葉に別れを惜しみ合った。
知らない人同士が、ワークを通して友人になっていく姿を見るのは、何時もの事ながら微笑ましい。
台風の影響で木々は大きく揺れている。
波も少し出てきて、波を待っていた人は海辺に集まっている。
伊丹への便は、幸いなことに出発の予定になっている。
9月15.16.17.18.19日東京ワークショップ
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