ストレッチ2

私の言うストレッチは、どんな些細な運動でも全身運動に転嫁する為のものだ。
全身を繋げる為、そしてその感覚を実感し記憶するのだ。
そうすれば、その実感を辿れば、部分の動きでも全身運動に変換されるのだ。
この辺りが、人という生物の特色だ。
つまり、意識的に筋運動をコントロール出来るのだ。
ミラーニューロンの働きを使うということになる。
どんな運動でも全身運動にする為には、各関節での緩みをどう繋げるかにかかっている。
最初は、思い切り関節間を伸ばす事で、繋がっている感じを掴むというところから始める。
そこから感覚された線を辿ることで、リラックスされた身体でも全身運動にもっていく事が可能なのだ。
だから、巷のストレッチとは一寸違う種類のものになる。
「柔らかい身体」つまり、各関節の稼働領域の広さを柔らかい身体というのが、一般的な認識だと思う。
私のいう「柔らかい身体」は、柔らかく使える身体のことで、どちらかというと考え方や意識を柔軟にする。
そのことで身体が柔らかく使えるということだ。
当たり前のことだが、身体を動かしているのは意識であり、生理的反射や反応、そして欲求であり、決して身体そのものではないからだ。
そして、柔らかく使えるという裏には、どんな動きも全身運動である、があり、だから、身体が美しく統一されたものになるということだ。
稼働領域の広がりよりも、それぞれの人の稼働力域内で、どれだけ柔らかく使える事ができるか、そして全身運動にすることが出来るか、を問題にしているのだ。
4月20日からの京都ワークショップ
「身体と向かい合う3日間」のお知らせ
https://www.hino-budo.com/2012-KYOTOWS.htm

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