少年になっていた

今日は朝から雨が降っていた。
昨日は雨トイをやり直す為に、屋根をいじくっていた。
一人で、3メートルの屋根を上がったり降りたりするのは、相当疲れるし工夫がいる。
4メートルの長さの板を面戸として、打ち付けなければならない。
一人だから、どう取り付けるのか考える。
まあ、それも勉強だ。
数時間かけて取り付けに成功。
今日は朝からタールで防水しようと思っていたが、雨だから仕方が無い。
昨日の本部の稽古は、先日3回戦で敗退したレスリング少年も来ていた。
顔が変わっていた。
急激に成長した感じだ。
少年の顔になっていた。
同じ相手に4度も負けた悔しさが、少年の心を動かしたのだろう。
人と正面から関るという点では、この少年はレスリングという手段を借りて、見事にそれを実現している。
喜びや悲しみ、悔しさや怒り、こういった感情がこころを揺さぶり、あるいは、逆にこころが揺さぶられ感情が湧き上がる。
正に今生きている顔だ。
子供の頃には、人と正面から対峙するという時間が必要だ。
対峙することで、色々な摩擦が生まれる。
当たり前だ。
親兄弟ではなく他人だからだ。他人は自分とは違う、ということを認識出来る機会なのだ。
それが人の心を形成するのにどれほど重要なことか。
人と正面から向かい合っていく。
ワークショップの目玉でもある。
4月20日からの京都ワークショップ
「身体と向き合う3日間」のお知らせ
https://www.hino-budo.com/2012-KYOTOWS.htm

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