久しぶりに
2005年に初めてフォーサイスカンパニーでワークショップを開いた。
久しぶりにその時の映像を見た。
フォーサイスも私も「若い」という感じがした。
たった7年しか経っていないが、ダンサー達皆若い。
初めて「身体を感じる」という本当に具体的な動きを体験して、皆戸惑っているのが面白い。
ダンサー達はその言葉を嫌と言うほど聞いているし、そんなワークも沢山受けている。
しかし、実際は「身体を感じる」ではなく、自分の「思ったまま動く」なのだ。
そのことを私が指摘すると、全員目を白黒させた。
それは、ワークであっても個人を尊重する、という習慣があるので、「思い込みや思ったままで動く」であっても否定されないのだ。
当然、正誤のある本当の技術など獲得できる筈も無い。
しかし、その事に誰も気付いていなかった。
その辺りを突っ込んで聞くと、実は教えている先生も分かっていないということにダンサー達は気付いた。
私はダンサーの一人が私に触れる力やその方向を瞬時にキャッチして動く。
当然、皆驚く。
そこでゲイオークの一言
「日野の教えていることは、どこででも聞くし実際ワークも受けている。しかし、本当に出来る等とは思ったこともないし見た事もない」
が出たのだ。
日野はダンサーか?と皆から言われる。
いや、私は武道家だ、だから出来るし、それが出来なければ、相手と対立しないという実際は出来ないからだ。
そんな深い日本の伝統文化を、初めて彼らは体験し驚嘆していた。
その結果毎年招聘されることになり、それを、つまり、本当のコンタクトインプロを指導しに行っているのだ。
今年も4月に行く。
新しいダンサー達が数人いるので、全員の共通言語としての私の理論を指導しなければならないのだ。
帰国後すぐに京都でのワークショップだ。
京都ワークショップのお知らせ
https://www.hino-budo.com/2012-KYOTOWS.htm