real contact in クルベル
朝からティルマンと打ち合わせをした。
ダンサー達に何を求めているのか。
素晴らしい言葉が返って来た。
しかし、どこかで聞いた事がある。
何のことはない、私がフォーサイスカンパニーで延々話している事だ。
観客とのコネクト、ダンサー同士のコネクト、極めつけが、身体が動いている時は頭は静かに。身体が止まっている時は、頭はフル回転。
完全に私のコピーだ。
だが、彼らはほんとにそのことを実現したいということ。
そしてそれがなければ舞台は成立しないということ。
それを体感しているということだ。
最後に、頭で考えて言葉になって出て来たものには説得力が無いが、身体から出て来た言葉には説得力がある、そこまで記憶しているのかと驚いた。
real contact in クルベルだ。
だから、ダンサー達には正面向かい合い以外の事はさせていないという。
コネクトされた状態から湧きあがってくる動き、それを観客に見せたいという。
ワークはティルマンの希望にそって正面向かい合いばかりをしている。
昨日も書いたが、彼らを見ているとどんどんアイディアが湧いてくるから、それをやらせる。
そうすると、あるレベルまで引き上がる。
引き上がった状態を見ていると、また湧いてくる。
その意味では私にとって楽しい時間になっている。
いくら私が提唱している正面向かい合いでも、これほど長時間日本のダンサー達にやらせたことはない。
いや、やらせられないといった方が正しいだろう。
それはどう発展するのか、あるいは発展する可能性があるのか、というところで、何も見えてこないからだ。
「やらされているだけ」だからだ。
クルベルのダンサー達は、まだ日本のダンサーよりも自立しているということだろう。
彼らと日本人ダンサーの決定的な違いは、この一点だろう。
●Rear Contact 2012 京都ワークショップの基本情報をお知らせします。
お問い合わせ等は、2月14日帰国してからにお願いします。
場所:東山いきいき市民活動センター
京都市東山区花見小路通古門前上る巽町450番地(花見小路通古門前上る東入る南側)
TEL: 075-541-5151
日時:4月20,21,22日(金・土・日)
10:30~13:00 14:00~16:30 17:30~20:00
※22日に限り会場の都合で3コマ目はありません
受講料1コマ:3,000円
4コマ通し:11,000円(コマは連続で無くても可・追加1コマ2,800円)
8コマ通し:21,000円