(無題)

大阪教室も今日から稽古が始まった。
身体塾だったので、上半身の連動を集中的にやった。
いつも書く事だが、言葉は簡単に使えるし意味もよく分かる。
しかし、それの実際となると、雲を掴むくらい難しい。
連動の条件として、一つの感覚を繋いでいかなければならない。
その感覚とはどんなものか、と言った時、そこで言えるのは言葉だ。
「身体の引っ張り感や」
そうとしか言えない。
だから、連動という言葉、それを説明する引っ張りという言葉。
つまり、全部言葉という幻なのだ。
その幻を身体として実体化するのだから、雲を掴むような話だと分かるだろう。
だから余程自分の身体に注意が具体的に向かなければそれは出来ない。
ところが、自分の身体に注意が向かず、そこも「注意を向けよう・向けなければ」という言葉の幻が先行したら、もう無茶苦茶だ。
やること全部が幻なのだから、何もそこには無いのだ。
あるのは、自分勝手に適当に動いている姿しかない。
昨年の稽古納めから2週間しかたっていないが、新鮮な笑い声が教室に響いていた。

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