長崎から飛行機に乗って
長崎と言えば、長崎ちゃんぽん。
ホテルの近所にちゃんぽんの店があったので、昼食は皿うどん。
「なんのこっちゃ」
野菜たっぷりであっさりとした味は口にピッタリ。
2日目の夜の食事は、熊本からダンスの先生が合流。稽古の確認をした。
「身体を感じる」最初から言っている事だ。
しかし、いつしか感じるを忘れ去り運動になる。
多分大方がそうなのだろうと思う。
胸骨操作や縦系の連動を量こなす。
もちろん、運動としてそれが出来なければ、つまり、その部位が動いていないのだから「感じる」ことは出来ない。
しかし、逆に稼働領域が狭くても感じとる事が出来れば、稼働領域は広がる。
どの道から行くかだ。
「感じる」が「動き」になる。
この考え方は、人の中には無い。
だからそれを自分の頭に、そして身体に運動に定着させるのが難しい。
そこが難しいのだ。
決して運動が難しいのではない。
しかし、目的は胸骨操作が出来るようになる事でも、縦系の連動が出来るようになる事でもない。
それら、身体運動の原理を何に使うのか、だ。そこが不明瞭だと、胸骨操作や縦系の連動は、ただの準備運動やウオームアップの体操という価値しか持たない。
使うべき事を胸骨操作や縦系の連動を使って試して行く。
これも同時に行わなければそこが繋がらないのだ。
また、指圧師も参加していたので、指圧の実際をやって貰った。
見ていると指圧の技術を丁寧に、そして慎重に行っている。
それは決して間違ったものではない。
しかし、それだけでは半分だ。
指圧される人の身体を感じ取る、というところが抜けているのだ。
指圧の目的は、患者さんが心地よくなることだ。
指圧の技術を患者さんに披露する事ではないし、押しつける事ではない。
患者さんの身体の反応や変化を感じ取り、それに応じた施術が出来て初めて、患者さんは心地よくなるのだ。
ここの主客転倒しているところに何時気付くかだ。
これは、こういった治療家に限った話ではない。
武道もダンスも、全部ここがポイントだ。
今日は午前中に大浦天主堂やグラバー邸を見物し、一応長崎観光を果たした。
その後長崎空港に送ってもらい、今大阪に帰る便を待っている。
何でも雪の為25分遅れているそうだ。