いよいよCullbergbalet

根本君が朝迎えに来てくれた。
「一寸遠いのと、周りに何もないのがね」
と言いつつメトロに乗り、乗り換え一回。
ストックホルムの中央駅から小一時間かかった。
ほんと一寸遠いかな。
芸術監督が挨拶に来て、そのままスタジオへ。
自己紹介もせずにいきなり胸骨!
正座から立つ。
正座から腕のストレッチ。
「全くストレッチが出来ていないよ」
と言われて、ダンサー達は????
大方が、そんな形をしているだけだ。
でも、それに気付かない。
ということは、自分が何をしているのかを知らないということになる。
では一体、身体を駆使しているというのは、どういうことなのか???
ダンサー達は目を白黒。
おかまいなしにワークを進行。
一段落してから、胸骨操作の意味から説明。
厳密な身体操作だから、駄目出しの連発にダンサー達は、どんどんへこんでいく。
「今までとは、全く違う考え方だから難しい」
とダンサー。
「自分が理解出来る考え方なら、習う必要など無いだろう」
「……そのとおりだ」大爆笑。
あっという間に昼食になる。
昼からは胸骨をすっ飛ばし、背骨の知覚に進んだ。
やれた気になっている人は、どんどんリタイアし雑談する。
熱心に取り組める人と差が直ぐに出た。
だからプロは面白いのだ。
反応も良いから、時間が経つのが早い。
本当のコンタクトで意識を感じ反応する、をダンサー相手にやってみせた。
私の反応に仰天していた。
しかし、まだ全体の反応は薄い。
素直に遊ぶ、という意識が少ないのだろう。
この意識が無いと、新しい発見など出来る筈も無い。
明日やな。

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