大学は終わり

大学でのワークショップは今日で終わった。
今回大学で用意してくれた通訳の大植真太郎君と、飲みに行くことになった。
通訳のことを詳しく聞くと、工藤聡君がやってくれることになっていたが、彼に仕事が入ったので大植君に急遽決まったそうだ。
この二人は一緒に作品を作ったり提供したりの仲だ。
工藤君がまた楽しい。
もしかしたら、まともに舞台表現の話が出来た初めての日本人かもしれない。
ビアバーに行き、武道の話最近のダンス界の話し、具体的な表現の話し他に盛り上がった。
武道の技の一端を見せたり、体験させたりで大変だった。
日本の飲み屋でダベッているのと錯覚した。
私が数年前埼玉で観たアクラム・カーンとシディ・ラルビ・シェルカウィのデュオは、工藤君が裏方で相当関わったという。
「そうなんや、まるっきり面白くなかったで、あんな説明的な舞台は最低やし、下手くそ過ぎるで」と大笑い。
シディ・ラルビ・シェルカウィとは、今一緒に仕事をしているそうだ。
ワークショップは最後という事もあり、色々と雑談をした。
「どうして、君達は暗いの、スウェーデンの人は全部そうなのか」
「いいえ、人見知りをするのです」
てな雑談だ。
ワークは、よりダンスに応用できるようなものを選んだ。
戸惑いながらも汗をびっしょりかきながら頑張っていた。
「私達は“私が”という事ばかりやってきたが、“パートナーと”とか“みんなで”という事等、一度も考えた事がなかった。これからそこを大事にやっていきます」
と嬉しいコメントを最後にくれた。
学生達とは、やっと人間関係が築き上げられたが、これでお別れだ。
まあ、人生そんなものだ。
月曜日は、根本しゅん平君が朝迎えに来てくれる。
ティルマンも月曜日からのクルベリでのワークを楽しみにしてくれている。
今日と明日はオフ。
学生達が「ストックホルムをエンジョイして下さい」
と言ったので
「明日はイケヤへ行きたい」というと
「えええ~!どうして」
と大笑い。
そうそう、ここスウェーデンでは日本のビールの度数を持ったお酒は、スーパーでは売っていないし、特別な看板の出ているところでしか扱っていないのだという。
お酒に関しては、相当厳しい規制があるそうだ。
スーパーでビールを買ったがアルコール度数が、2,5%とかしかなかったのが不思議だったのだ。

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