牛のように

チョコチョコ私のブログに登場する牧場で働く青年。
その青年から牛の話を聞いた。
牛を柵の中に追い込むのは簡単だそうだ。
それは牛の性格として、一番になるのが嫌なのだという。
一番になるのが嫌だから、誰かの後に続くという。
だから、おっちょこちょいの一匹が間違って柵に入れば、全頭連れて入るのだそうだ。
つまり、おっちょこちょいの牛を見つけ、柵に入るように仕向ければよいのだ。
以前、外国のテレビ番組で、夏には島に牛を渡らせ、秋になると本土に戻すという生活の話があった。
牛を島に渡らせるのが難しいという。
ここでも一頭が海に入れば、全部の牛が後に続いていた。
しかし、海を渡っている時に、何かのはずみで一頭が引き返そうとすれば、全部それに連なってしまう。
だから、海を渡らせるのは難しいのだそうだ。
まるで日本人と同じやんけ。
何でも来年の3月11日は結婚式場がガラガラだそうだ。
9月11日もガラガラだという。
「何もそんな日にしなくても」という風潮らしい。
被災者の方ならいざしらず、笑うしかない。
風潮には振り回されるが、自分の独自の考え方は持たない。
一番前には出たくないが、風潮(おっちょこちょい)には積極的に乗っていく。
どこまで乗って行くのだろう。

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