よくみれば

焦点を当てるとクッキリと見える。
それはそれ以外のものは見ない、ということ、見えないということになる。
もちろん、クッキリと見える、見たいものがクッキリと見えるというのは間違いではない。
しかし、その場合のそれ以外のものもある、という事が認識の外に出てしまうのは間違いだ。
これは我々が往々にして犯す過ちだ。
今日は、そんな話で盛り上がった。
「よく見ればなずな花咲く垣根かな」
という松尾芭蕉の句からの話だ。
物事を深く考えている人の話は面白い。
何にでも通じるからだ。
明日は、NHK和歌山の取材がある。
そのディレクターは若いが、好奇心旺盛だから面白い。
「しかし、関係性が映像で撮れるかな？」
「がんばります」と大きな声を上げていた。

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