スタート

道場の掃除も終わり、「武禅」の準備完了。
レポート用紙を144枚。
これは各セクション終了時に、覚えなり気付いたことを書く。やったことを文章化することで、後でそのセクションが明確に蘇る。
そのことで、文章として抜けている点や、改めて気付く事があるからだ。
もちろん、そのレポートを全部読み、アドバイスを書く。
これが終わるまで、その回の武禅は終わらない。
だから結構疲れる。
思えば、14年前に個人用研修(行)として始めたものだが、これほど長く続けるとは思わなかった。
当時は、2ヶ月に1度でスタートしたが、余りにも受講者が多い為、1ヶ月に一度することにした。
しかし、それでも新しい人が受講出来なかった。
それは、常連となりつつある人が、行会の終わりに次の行会を申し込んでしまうからだ。
そんな過渡期を過ごした人達も、ある人はそこそこの年齢になり、社会で活躍している。
大手研修会社から、マニュアルを真似ようと受講しに来た事もある。
そもそもは、企業研修をやる内に、その受講者の程度の低さに呆れたからだ。
その理由は、会社が研修費を出しているので、「やらされている」意識が余りにも強かったからだ。
つまり、誰もが「自分のこと」として捉えていなかったのだ。
そんな意識の低い人が沢山いる会社など、直ぐに潰れる。
同時に、そんな意識で生きていても何も面白くない。
それで企業研修を断り、個人の行としての「武禅」を起ち上げたのだ。
受講者は、殆どの例外なく、目つきが良くなっていく。
目つきが良くなるというのは、目に力が漲るのだ。
武禅開始の初期に数年連続して参加していた女性は、化粧がいらなくなった、という程、目の力が漲っていた。
「武禅」で向かい合いをするが、その女性を恐いと言った男性もいた程だ。
その女性も今では主婦。
そして、ご主人の会社を切り盛りし繁栄させている。
そこで使われている社員教育は、もちろん全て「武禅」の教えだという。
今まで、受講しその意味が理解できた人にとっては、人生のバイブルだという。
午後3時スタート。
まずは真剣に向かい合う、ことから始まる。
「ちゃんと、私の前に立ってください」
武禅のレポートはここにあります。
https://www.hino-budo.com/buzen5.html

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