人を好きになるワーク2

昨日書いた「正面向い合い」の難しいところは、やり方ではなく、それぞれの自意識にある。
特に日本人は「照れる」という、幼児的傾向を持っているから難しい。
ここが人間として一番の弱点でもある。
照れることを、恥ずかしいとしない風潮が悪い。
真剣になれない、本気になれないということだからだ。
だから、いくら向かい合えていたとしても、その照れが邪魔をして、向かい合えている感覚も、向かい合えた感動も味わえないのだ。
つまり、本当のコネクトを実感できないということになる。
外国の人達でも照れるということはある。
しかし、例えば私が真剣な表情になると、直ぐに真剣になる。
だから、この向かい合いでもお互いが涙するほど、深く感じあえるのだ。
人を好きになる、というのは、皆の現段階の好きや嫌いではない。
好きになった、嫌いになった、この人苦手他、という低いレベルの話ではない。
そういった、浅い感情、癖としての趣向、自分本位を超えたものだ。
だから、こころの奥深くでお互いに響く。
というところから、人の必須ワークだというのだ。
ForsytheCompanyのダンサー達は、オフの時個人個人でワークショップを開いたり、他のカンパニーに呼ばれて指導に行ったりする。
昨年もYannisとMartheがオランダのN,D.Tに指導に行った。
こういった時、必ず私のワークを指導するという。
それほど彼らは気に入っているし、本気で獲得しようとしているのだ。
そんな彼らのおかげで、日野身体理論はヨーロッパで高度なワークとして、取り組まれているのだ。
エイミーもロスアンジェルスで、私のワークを広めているよ、とメールが入っていた。
9月の東京ワークショップは基本からみっちりいきます。
http://www.real-contact.jeez.jp/index.htm

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