とりあえず描け

大きな台風が来ている。
ということで、土曜日の稽古には行けないと判断。
そこで、今日中に東京へ行っておく事にした。
用心をして、朝の列車で発った。
用心通り昼からの列車は、全部運行中止になっていた。
東京は一日早く着いたので、画家の寺門さんが教えている学校の卒業生達と銀座のギャラリーで、催し物をしていることを思い出した。
ギャラリーでは、寺門さんと久しぶりに話が弾んだ。
学生時代、デッサンを何万枚も書いていると、用紙を左手が絵に対して働く役割を体感したそうだ。
デッサンを始めた当初、用紙に対してバランス良く描けない。
色々と工夫をするが、モデルの足がはみ出たり、逆に頭がはみ出たりだそうだ。
しかし、それを何枚、何十枚、何百枚、何万枚描くうちにバランスがとれてくる。
その時、無意識的に動いている、あるいは動かしている左手。
そして、その左手が絵をある種誘導していることに気付いたそうだ。
今、学生達には、最低1万枚は描けと言うそうだ。
何でも意思を持ち量が必要なのだ。
そうすることで、気付ける人、気付けない人が選り分けられる。
その量が無ければ、それも無い。
まず量だ。
9月の東京ワークショップは基本からみっちりいきます。
http://www.real-contact.jeez.jp/index.htm

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