整理
神戸の公演を終え、何の整理もしないまま、スペインに行ってしまった。
続いて福岡、そして沖縄。
一寸落ち着いたから、公演の整理をしなければならない。
昨年、今年と続けた公演は、出演したダンサーにとって何だったのか。
私にとって何だったのか。
しかし、コンテンポラリーダンスという世界を、どう捉えているのか。
もちろん、世界などはない。
ただ演る側としてどうかだ。
色々な捉え方があってよいのが、この世界だ。
つまり、基準がどこにもない、ということだ。
一つ言えば、変わった動き、つまり、クラシックバレエでもなければモダンでもない動きだ。
ヨーロッパでは武術の動きが取り入れられている。
だから、ダンサーではなく武術をやっていた人が、振り付けをしたり舞台に出たり、ということだ。
もちろん、それに私も当てはまる。
しかし、私が舞台に乗せたいのは、見た目に違う動きではなく、意識が本当にコネクトした状態だ。
いわゆる、武道の核だ。
世の中にある舞台に欠けているのが、これだからだ。
今回も沖縄のWSで、「関係されている二人を見ていると、幸せな気持ちになる」ということを、受講生は確認した。
それに身体が動くを乗せていきたいのだ。
初めて受講した人も、何となく意識でのコネクトを感じ取ることが出来る。
むろん、本物のコネクトだ。
それを見ている周りの人は、幸せな気分を味わう。
それは、フォーサイスカンパニーに初めて指導に行った時、殆どのダンサーは味わった。
コンテンポラリーダンスの新しい夜明けだと思ったのだが。
沖縄と福岡のWSをまとめました。
https://www.hino-budo.com/
中央に入り口があります。
9月の東京ワークショップは基本からみっちりいきます。
https://www.hino-budo.com/2011Tokyo-WS.htm