今日からブリュッセル

Pauのお昼は、小さなお城を見物。
合気道の先生が案内してくれた。
先生は医師で鍼灸師だ。
その辺りを話しそうと思っても、先生はフランス語とスペイン語、ウクライナ語しかできない。
私は日本語だから、全く噛み合わない。
そこが面白い。
まるでパントマイムだ。

昨日、ドナドナを歌わされた彼をよく見ていると、身体能力が相当高い。
集中している表情が深い。
もしかしたら、彼は孫と同じ、いや私と同じ障害かもしれないと思った。
笑顔が誰よりも笑顔だったこともある。

そんなこんなの、バラエティに富んだワークショップは終わった。
「気持ちの良い稽古は稽古ではありませんよ。また、稽古は試合でも我慢比べでもありません」そういった基本的なルールを何度も説明した。
「受けの方が難しいのですよ」という話と実際がかなり響いたように思う。
それはリヨンでも同じだ。
ここを抑えておかないと無茶苦茶になっていくからだ。

武道のワークショップで、しかも50人程の人で、ジャンルが違う人達が集まって、しかもしかも、フランス人が、これ程集中された空間を作れるのには驚きだ。
リヨンもワイワイとなるが、集中された空間は維持されていた。
これは、過去どこにも見かけない光景になった。
素晴らしく素直な人たちが集まったのだろう。

朝、空港からパリへ。
そして列車でブリュッセルまで移動の筈だった。
しかし、そこに立ちはだかったのはストだ。
列車はブリュッセルの手前までしかいかないという。
ではどうするのか?それは現場で聞いて欲しいとのこと。
切符を買い直して無事ブリュッセルに到着。
しかし3時間程のロスになった。
しかし、おかげでユーロスターに乗れたのだ。
乗り継ぎの列車が、そのユーロスターだった。
さすがにTGVよりも美しく静かだった。
後30分ほどで迎えに来る。

◆東京・夏のワーク・ショップは6月7.8.9.10日
 神田道場で行います。
場所の都合で1コマ定員30名です。

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