ヨガの先生が二人

昨日は、海岸沿いのレストランで打ち上げだった。
パエリア他スペインの代表的な料理とお酒の宴会は盛り上がった。
とは言っても、席上での会話の殆どはフランス語なので、通訳して貰うのも面倒だから一人で雰囲気を楽しんだ。
それと、皆が気を遣ってくれくだらない話はもってこないのだ。

今回は、年配のご婦人が二人、初めて参加してくれていた。
もちろん、フランスからだ。
見ていると、大方の事は初心者並ではなく、経験者のように熟していた。
聞けば、ご両人ともヨガの先生だそうだ。
日頃は、一人でやることなので、このワークショップのように、色々な人と組んで行うのは楽しいそうだ。
何よりも飲み込みが早く、姿勢も良い。
そして動きが誰よりも美しい。

全く進歩の無い私の英単語を、想像力豊かに聞き取ってくれ、理解してくれる。
やはり、私のワークはある程度年齢というのが必要なのだろうと思う。

しかし、このご婦人方が、手探りでやれて行っている姿を誰も参考にしていないというのは、個人主義だからなのか、学ぶということ、あるいは、物事を考えるということ、稽古をするということを全く分かっていないのか、誰かを参考にするという考え方を持っていないのか。
もしも、この誰かを参考にするという考え方を持っていないとすれば、それはもったいない話だ。
街には教科書が溢れているのに。
今日で最後だからそんな話をしてみようと思っている。

昨日のワークは、全編突きにした。
無茶苦茶になるだろうな、と予想は毎回しているが、それは的中する。
そうなると、怒鳴らなければならない状況が訪れる。
そうはいってもこの突きでの稽古は、稽古の仕方や、物事への取り組み方他、当人の社会的実力、自意識のレベルを見るのに一番良い方法でもあるのだ。

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