懇切丁寧という不親切

以前、雑誌秘伝の仕事で、お亡くなりになった大東流の岡本正剛師と対談し、その後稽古を拝見させて頂いた。

稽古では、殆ど説明はしない。
「こうする」というような事は話されても、原理や考え方については一切お話されていない。
多分、岡本師自身がその形式で学ばれたのだろうと思う。その昔は、それがスタンダードというか当たり前の事だったのだろうと思う。

私が10代の頃色々な仕事に就いた。
その仕事で、懇切丁寧な説明を受けた事は一切ない。
ジャズドラマーのボーヤになった時も同様だ。
今なら「あり得ない!」と憤る人が殆どだろうと思う。
しかし、逆に私は、「それが当たり前」だと育っている。

ここの違い、あるいは差は計り知れない。
つまり、そこに育つ能力(観察・想像力他)に大きな差が出来るということだ。
この能力は社会性とくっついている。
身の回りを観察する。
そこから次を想像する。
あるいは、自分の行動を決める。
というごく当たり前の日常行動の差が付く、または、育たないという事もある。
この懇切丁寧なは、親が子に対する先回りと同じなのだ。

workshopでは、出来る限り言葉の数を減らしている。
説明を聞いたところで、出来ないからだ。
単に、頭を納得させるだけで、結局納得するから行動に移らないのだ。

残り12名です。 

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