フランス人は神様
先程、パリ2日目の稽古が終わった。
今回のフランスツアーは終わりだ。
パリの2日間は、熱心な人達がいるので、自然と稽古の難易度が上がる。
それと、DVDの影響でパリも打撃系の人達が多かった。
三角系他、打撃の人達のセオリーともいうべき稽古を稽古した。
年配の先生方も一生懸命取り組んでくれていた。
「力を抜く」「力まない」が、多くの人にとって最難関だ。
いくら身体をブラブラしてみたところで、力が抜ける筈もない。
「力まない」という考え方になった時、それが実現するのだ。
ブレストでは、久しぶりに大声を出させてもらった。
「これは膝と膝を連関させる稽古です」
「お腹はどうするのですか」
「膝と膝です」
「骨盤は?」
「膝と膝です」
「太腿は?」
「このボケ、膝や言うてるやろ!」とはこころの叫びで「膝や!」と怒鳴った。
どうして、言われていることも出来ないのに、ほかの事を聞いてくるのだろう。
果てしのない馬鹿としか言いようがない。
こういった連中を許容するフランス人に、つくづく感心した。
フランス人は神様だ。