パリ終了

昨日の続きや復讐を含め、パリの稽古はみっちりだった。
初受講の人達も、固定観念がひっくり返されて目をパチクリ。
夕方5時、朝10時からの2コマは終わった。
日本人らしい兄妹がいたが、良く分からないので何となく英語を話すと「日本語分かりますよ、母が日本人なので」「あっそう、日本人かごめんごめん」という事で3人、声楽の女性が1人、太極拳をする女性が1人、彫刻家が1人。
計6人の日本人がいた。
これだけ日本人がいると、通訳は捗る。
どこにいても、誰かがいるのでワークがスムーズに流れる。

しかし、世界共通しているのは、よく話す人は稽古をしないことだ。
若い空手の男性は、もしかしたら1日中話をしているかもしれない、と思うほど話していた。
当然、何もできない。「こう習った、ああ習った」という話が多い。

今回から、ワークの初めに、それぞれのやっていることを全部忘れて下さい、ということにした。
そして、力比べや我慢会ではなく、身体の稽古だから乱暴にしないこと、という注意も入れた。
日本でもこんなことを言うことがあるが、「稽古」という事を言葉で知っていても、どうするのかを知らない人が多いのだ。
ちゃんと説明しているのだが、文字通り理解しただけで、それが行動には繋がらない。
もちろん、それぞれに悪気はない。
それを繋げるという作業をやっていないだけだ。

今からディナーに行き、明日の夜にはパリを発つ。
今回は、風邪と疲れで体調が絶不調だった。

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