最後の武禅レポートを
今、最後のレポートを読み、その感想を書いている。
20人が9枚から12枚程度のレポートを書いているから、180枚から200枚はレポートを読むことになる。
もちろん、大変な作業では有るが、書かれて有ることから、考えさせられる事ばかりだ。
それは個人は全て違うからだ。
20人が同じワークで、同じテーマについて行う。
しかし、結果はまるで違う。
それを括ることは出来ない。
違うからだ。
それらを読み解く力は、もしかしたらこの20年間で養われたかもしれない。
と思えるほど、人は多岐に渡っているのだ。
「武禅」は厳しい、日頃耳にしない言葉を投げかけられる。
と殆どの人は書いている。
共通の言葉が有るとしたら、それくらいだ。
しかし、そこで私が返すのは、何時も同じ言葉だ。
「人は絶対に本当のこと、本当に感じていることは言わない」だ。
こんな事は、私は10代の時に気付いていた。
何故なら、私自身が友達に、本当の事を言わなかったからだ。
それは、子供だから「こんなことを言ったら、気を悪くするだろう・これを言ったら嫌われるだろう」と思っていたから、他人も一緒だろうと思っていたのだ。
もちろん、本当の事を言う事もあった。
現代では「いじめ」と言われるようなことだ。
うっとおしい顔の奴には、「お前はうっとおしい」と直球を投げる時もあった。
そんな時代だった。
しかし、現代ではそれは「いじめ・言葉の暴力」として括られている。
だから、あんまりそういった言葉を投げかけられることはない。そう、投げかけられないだけなのだ。
という日常を直視しろ、と言うのだ。
誰も本当のことは言ってはくれないのだ。
気持ちの悪いダンスを見ても「可愛かったよ・良かったよ」というのと同じだ。
だから「武禅」は、厳しくないのだ。
世間や社会は、その意味でそういったことを察知する能力、そして人の反応を見極められなければ、自分自身をそして他人を、恐ろしく誤解することになるのだ。
人生を快適に歩こうとするならば、こういったことを知っておく必要がある。
是非、大阪・東京のワーク・ショップに足を運んで下さい。
知らない間に作っている、自分の垣根を外してみましょう。
そうすると、知らない間に「出来る」ようになっていますから。
http://hinobudo.wixsite.com/workshop