思いつくままに
「明鏡塾」体験セミナーは7月16日です。
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弱音を吐く人間だと知っているから、ではどうすれば良いのかを考えられるのだ。
つまり、いくら壮大な目的を持っても、実際は目の前の一つ一つの事をクリアしていかなければならない。
その時に弱音が出るのだ。
武道の稽古でも同じだ。
「これをやろう」と決めても、エンジンがかかるまでに何度止めるか分からない。
その点が優等生ではないところだ。
そして「止める理由」「やらない理由」が私を支配するのも知っている。
それこそ、「やる気が起こらないから、これはやらなくても良いことだ」と、最強の言い訳も知っているのだ。
私は、何時もそれを乗り越えなければエンジンが掛からないのだ。
昨日書いた白浜行きの時など、「どうして、こんなことを言い出したのだろう」とさえ思った。
結局、一人で自転車をこいでいるのだから、「白浜へ行った」と言っても誰にも分からないから止めよう。
とまで思った。
でも、それらを思いながらも、ペダルを漕ぐ足は止めなかった。
だから、結局は14時間程で白浜に着いたのだ。
この14時間は、14歳14年間の集積だと思っている。
全く無意味なこと、ほんとにくだらない事だからこそ、自分自身が見えてきたのだと思う。
これは、高校受験の冬の出来事だったからだ。
大方の級友は勉強に精を出していただろう。
そこから見れば、ほんとに意味の無いことだ。
しかし、私はそういった「意味で生きているのではない」ということを知った体験だったのだ。
生きるのに、意味も理由もないのだ。
そして、必要もないのだ。
ただ生きている。
思いつくままに。