後進国日本
先日の「最強セミナー」で、身体のあらゆる部位は「線で使う」という実技をした。
そのことをどう捉えるのかは、その人次第だ。
そのまま「線で使う」と取るのか、ダンスの「ウエーブのように」と取るのか、「ポイントをずらす」と取るのか、色々だ。
ただ、その捉え方で、仕上がってくるものは全部異なるだけだ。
そしてそれは、自分はどこへ行くのか、何を目的としているのかが決めているからだ。
それを体験して、私のやっていることを「◯◯先生のようですね」と言った方もいた。
それは失礼だ。
◯◯先生に対しても、私に対してもだ。
もちろん、そうおっしゃる方に他意はない。
そこが駄目なのだ。
無神経過ぎるということだ。
多分、日常でも平気で、そういった言葉を他人に使っているのだろう。
自分の中での善意の人なのだ。
しかしそれは、無神経極まりないという意味だ。
他人を気遣うとか、相手の身になってという言葉を日本では使うが、中身は有って無いが如しだ。
大阪のナンバで、地下鉄に乗ろうと階段を降りようとした時、明らかに様子のおかしい年配の男性がいた。
それに気付いて、しばらく様子を見た。
転げかけたから思わず駆け寄りフォローをした。
しかし、それは私だけだった。
「何でやねん」だ。
年配の男性の服装は、ホームレスよりは少しましという感じだった。
もしかしたら、それが原因で誰も近寄らなかったのかもしれない。
ほんと日本は後進国だ。