マルセイユ最後のワーク

マルセイユ最後のワークが後1時間で始まる。
今回は、最初から最後までユキミさんが通訳でサポートしてくれたので助かった。
日本語から外国語に通訳される時、通訳してくれる人が語学力ではなく、どんな感性をしているのかで、その通訳される言葉が変わるからだ。
彼女は声楽家だから、私とは音楽という共通の基盤がある。
だから、言葉は全て音楽を通して考えてくれる。
だから助かるのだ。
ただ、武道をやっている人には、もしかしたらわかり難いかもしれない。
しかし、私の感性を訳してくれるから、判らない人は逆に頭が固い事を知れば良いのだ。
今日も「技」という話をした。
大方は「ワザ」という事でしか「技」を捉えていないので、何の話か分からない。
まさか「ワザ」が「技術」の事だとは思っていない。
というと、やはり日本の方がレベルは上だと思うかもしれないが、それは無い。
殆どは、カタカナの「ワザ」レベルだ。
通訳をしてくれているユキミさんは、ここフランスで活躍する声楽家だ。
そして、先生でもある。
当然、生徒さんは沢山おり、私の胸骨操作を訓練のカリキュラムに入れ、相当の成果を上げてくれている。
音楽ではドの音はドであって、それ以外の何物でもない。
しかし、武道といった時、そこにこれ以外の何物でもない、というものはない。
そこが不思議なところだという話を今日の朝もユキミさんと話をしていた。
曲目や、民族の違いというところが武道の入口で、そこから共通項としての要素の訓練が無いという話だ。
だから、私がいくらこれが要素だと説明しても、「ワザ」の一つとして捉えられてしまうのだ。
このすれ違いは埋まるのか?だ。
ワークショップでもそんな話をする。
みんなキョトンとした顔になる
大阪ワーク・ショップは5月5.6.7.8日、東京ワーク・ショップは6月2.3.4.5日です
http://hinobudo.wixsite.com/workshop/

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