単純稽古の中で

空手道場には沢山のお弟子さんと先生、そしてその先生が集まっていた。
指導リクエストは、もちろん高級なものだ。
しかし、それがどれほど高級なのかは分かっていない。
だから、リクエストするのだが。
高級というのは、自分自身の思考を変えなければならないこと、そして、完全に自分の自意識と向かい合わなければならない事の二つの要素が入っていることだ。
単純に運動を繰り返せば出来るものではない、ということを、「単純に運動を繰り返して行く中で気付いていけるかどうか」である。
私が、「これの難しいところは」と説明する。
しかし、そのことを知識として得たとしても、一切役に立たないものなのだ。
あくまでも自分自身の稽古を通して発見できるか、稽古を通して気付けるかどうかがポイントなのだ。
腕がらみの事は、肘の使い方が問題になる。
だから、どのワークショップでも「肘」を体認識できるかどうか、体認識できる方法を指導する。
その意味では定番のワークでもある。
稽古を見ていると、オープンのワークショップに来る人と大差はない。
もちろん、大差が有る筈も無い。
総じて自分やっている事を知らない人ばかりだ。
和気あいあいが良いのか悪いのかは分からないが、そういう雰囲気の中であっという間に時間が終わった。
パリから来てくれているルノさんと顔を見合わせ「一体何だったのだろう?」だ。
色々な事に気付いて行くには時間がかかるということだ。
今から朝食の珈琲を飲みに行く。
そして、ダンサー達へのワーク。
夜は、何時ものワークショップとなる。
大阪ワーク・ショップは5月5.6.7.8日、東京ワーク・ショップは6月2.3.4.5日です
http://hinobudo.wixsite.com/workshop/

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