今年こそ「感情」を育てろ!

新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
今年も出来る限り毎日更新していきます!
例年通り、元旦はゴロゴロ日だ。
何もしないというのは、多動性の私としては耐えられない苦痛でもある。
その意味で我慢の年中行事だ。
テレビを見ていたら、元NBAのマグジー・ボーグス選手が、日本の中学のバスケット部をコーチするという、興味深い番組をやっていた。
最終的に、地区優勝した学校との試合だった。
結果は1点差だったか2点差だったか僅差で負けた。
しかし、その優勝校に3年生達は一度も勝ったことがなかったのだ。
当たり前の事だが、コーチが変われば選手は変わる。
その典型的な例をみせてもらった。
日本人コーチは、「マグジーのように皆の中に入って選手との、心の距離感を縮めるのが良いのかな、ということを学んだ」と言っていた。
その通りだ。
しかし、それは言葉でしかない。
言葉でしかない、というのは「学んだ」と話す顔からは、選手の中に入ろうという意志が見えなかった。
そして、それはよしんば選手たちの中に入ったとしても、「意味」としての「入ろう」であって、コーチ自身の心に響き「入ろう」ではないことは一目瞭然だった。
だから「言葉でしかない」というのだ。
マグジーはコーチに進言していた。
それは、「子供たちの姿は、コーチの姿や先生の姿を映したものだ。だから、あなたが変わらないといけない」と。
正しくそれだが、その言葉もコーチの心には入らず、意味として頭に収まっていった。
子供たちは、マグジーの理屈だけではなく、身体を張ったコーチングで見る見る表情が生まれ声が出るようになり、同時に動きが機敏になっていった。
「楽しめ!」「よし、それでいいぞ」シュートに失敗した選手にも、シュートをしたという行為を褒める。
とにかく感情に溢れ、常に大きな声で、生徒たちを鼓舞する。
それが生徒たちとの心の距離が近いということだ。
「感情が溢れる」そこが人の繋がりを深くする鍵だ。
もちろん、自分自身を教育するのも、根源は「感情」だ。

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