本気は気持ちよい

6月1日から東京教室は引っ越しします
場所:江東区森下3丁目11-12 千葉ビル1F
地図はhttp://yahoo.jp/m9Xx6B
https://www.hino-budo.com/tokyo.html
調べてみると1998年7月が「武禅」の第一回目だった。
夏の「武禅」は第一回目からだった。
当時の参加者の名前を見ると、現在も顔を見せてくれている人がいた。
「そうか、もう16年以上のお付き合いになるのか」
私も40代の後半だったから、今よりも血の気が多かった。
10数名の参加者の顔は全部覚えているし、どんな状態だったのかも昨日のように思い出す。
この「武禅」をはじめたおかげで、「人」がよく見えて来たのだ。
参加している人達によく話しているのは、「きっと参加しているあなた達よりも、私の方がずっと学んでいるよ」だ。
それは今も変わらない。
そこで学んだ事は、ワークショップにも道場でも活かされている。
もちろん、その逆もある。
還元する事で循環しているのだ。
またワークショップに参加する人の中にも「武禅」に参加する人もいるし、道場に通う人の中にも武禅の常連がいる。
人と真正面から向き合うという、人間関係の基本は、人の基本でもあるからだ。
そういったことに気付いた人は自分の為の時間を作り出す。
思えば色々な人が参加してくれた。
自分に気付き涙を流した人は数知れない。
行では予期せぬドラマが展開されることもある。
生まれて初めて「人」を直視したという人もいた。
「人って怖くないのですね」と知った人もいた。
引き蘢りの少女が、意を決して参加してくれた事もあった。
そんな時、その場にいる参加者自身はどんな対処が出来るのか。
それも稽古の一つなのだ。
参加者同士が「本気になれよ!」と叱咤するシーンもあった。
真剣に向き合う、本気で向き合う、それを体験すれば、無条件でこころの底から心地よいものなのだと響くものだ。
それは日常では残念ながら味わえる事は少ない。
「誰もおらん」常連の人が口にする。
見せかけだけの、上っ面な関係、予定調和を良しとするのが日常だからだ。
だから逆に、「武禅」に参加する人は、人に味あわせる事が出来る人になって欲しいのだ。
そうすると、時代を超えて、風潮を超えて、人と人の心地よい関係が広がるからだ。
2014福岡ワークショップ
6月20,21,22日(金・土・日)
http://rbchinoriron.web.fc2.com/workshop.html

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