「ショック」で叩く和太鼓

4月28.29.30.5月1日京都ワークショップ
詳しくは
https://www.hino-budo.com/2014KyotoWS.htm
私の愚息は和太鼓奏者で、チームを率いて活動をしている。
昨年から、KINKI KIDの堂本光一さんの「ショック」という舞台でも太鼓を叩かせてもらっている。
和太鼓の音を出そうとすると、絶対必要な身体技術として肘のコントロールと、それに伴う腕の力みを取る事だ。
力んだ状態での演奏は、皮をミュートしているのと同じだから、音が抜ける事はない。
ということは、当然あの分厚いくり抜き胴などに、響かせる事は出来ない。
そういった和太鼓という楽器の条件から、奏法は決まってくる。
愚息にもそういった訓練を徹底的にさせた。
だから音が抜け、やかましくない強い音が出せるのだ。
先日、高校のラグビーチームに顔を出した。
監督から質問を受け、その解決法を伝える為だ。
高校生など学生に教えるのは難しい。
それは時間が限られているからだ。
3年間という選手の時期に、間に合わなければならないからだ。
その意味では、時間がかかることは教えられない。
それこそ即戦力の方法だ。
あるプレイに対して、肘の使い方を教えた。
もちろん、厳密には難しいのだが、ある程度できれば効果が目に見えるのだ。
案の定、見違えるようなプレイになった。
つまり、試合で使えるということだ。
同じ「肘を使う」といっても、和太鼓とラグビーでは当たり前だが違う。
しかし、ポイントとしては同じなのだ。
もちろん、空手などの突きやボクシングのパンチも同じだ。
ダンスでの肘のポイントは同じだ。
その意味で、私のワークショップは、誰にでも対応できるのだ。
また、身体を作って行くことには、即効性のあることと、数年たってから見えてくることと二通りの方法があるということだ。
しかし、即効性の方は、このラグビーのように、今使う場があるということが条件になる。
それは、先日から教室に来る競輪選手も同様だ。
競輪という場が有り、そこでの問題だから、こちらの指導に即効性があるのだ。
逆に身体を作り直す、身体を動かすプログラムを変えるというのは、つまり、自分の持つクセを変えるには、相当の時間が必要だ。
しかし、のんびりと構えて取り組んでいると、有る程度の時間が経てば進化しているものだ。
そこで言える事は、ポイントを知るとそれだけで即効性のある効果が出る。
それを時間をかけて取り組むと、身体全体が進化していく、つまり、全身を使う事が出来るようになる。
結果、以前よりも効果が出ることになるし、自分の思ったように身体を操る事が出来るようになるということだ。
京都ワークショップで、そういった事を体験してくれたら、自分自身が自分の身体に対してどれ程無知なのか、だから、それを知ればもっともっと素晴らしい身体になるということだ。

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