置き換える力
4月28.29.30.5月1日京都ワークショップ
詳しくは
https://www.hino-budo.com/2014KyotoWS.htm
教室やワークショップでも、モノにしていく人は置き換えの利く人だ。
当たり前だが、胸骨操作を胸骨操作としてしか捉えられなければ、それが出来るようになるだけだ。
置き換える、つまり、自分自身の現場(実践出きる場)を基本として、全てを捉える。
そうでなければ、例えば胸骨操作が出来たところで、それがどれ程価値のあるものなのか、自分が取り組んだことがどれほど価値のあるものなのか、
何も分からない。
永久に色々な「出来た・出来ない」の部分だらけの人生だ。
それを繋げられるのは現場でしかないのだ。
自分の取り組んでいる事に、価値を見出せないほどつまらない人生は無い。
しかし、そういった人は沢山いる。
それは、別の角度から云うと現実を認識していない、ということになる。
もう一つ、別の角度から云えば、好奇心が薄いのだ。
私は度々外国へ指導に行く。
どうして行くのかというと、楽しいからだ。
例えば、今回、アムステルダムでのワークショップには、元フォーサイスカンパニーのダンサーが2人、フリーで活躍するダンサーが4人、合計6人のダンサーが参加してくれていた。
取り組み方を見ていると、楽しそうにああだこうだとアドバイスしあいながらやっている。
武道の連中にも、私の駄目出しで必ず笑いが起こる。
大声で「ノー」と張り上げることもあるが、そこには大爆笑が付いて来る。
また、私がワークの為の手本を見せると、驚きの声か驚きの沈黙が流れる。
つまり、反応が常に有るということだ。
だから楽しいのだ。
そして、外国の人達は、自分の取り組んでいる事に誇りを持っている事だ。
私の教える事に、価値を見出してくれているのだ。
決して云われたからやる、というような、消極的な姿勢の人は一人もいない。
京都のワークショップの日もどんどん近づいて来る。
折角申し込んでくれるのだから、自分から獲得する積極性を持って欲しい。
そうすると、何でも楽しくなってくるのだ。