マルセイユ着

シャルル・ドゴール空港には定時に到着。
マルセイユへは列車の旅だ。
入国審査を終え、バッグを受け取りに行くと、ゲートの外に静香さんが迎えに来てくれていた。
ヨーロッパは暖冬だそうだ。
その影響でパリは10℃と暖かい。
そう言えば、飛行機の窓から見た外に、真っ白な寒い色はあまり見当たらなかった。
バッグを取り、とりあえず外に出て一服。
列車のホームは、意外と近くだった。
静香さんと音楽の話で盛り上がりながら、周りを見渡すと外人ばかり。
「そうか、ここはフランスや」
飛行機は便利だけど、やはり頭が混乱する。
空港からマルセイユへの列車は、確かブリュッセルから来ている。
何時も乗るTGVではなく、2階建ての2等だ。
とはいっても、一人でゆったりだ。
バッグも後ろの荷台に置いているので一安心。
ただ、2階なので横揺れが激しい。
後は、3時間後にファリドと、マルセイユの駅で会える事を祈るばかりだ。
マルセイユに到着すると、窓の外にファリドが見え、手を振ってくれていた。
私が頼りないから、皆が気を利かしてくれたのだろう。
バスタブ付きのホテルを取ってくれていた。
がしかし、バスタブの栓が壊れている。
排水されるのが早いか、湯が溜るのが早いか競争だ。
マルセイユの港町を散歩し、カフェテラスでビールで乾杯!
何時もの事ながら、こういった状況では結構難しい話が出る。
しかし、暖かい。
昨年の秋は、ダンサーの木下さんとお茶をしたが、寒くて震えていたのを思い出す。
一息ついたので、ホテルに帰る。
明日は朝10時くらいから、自転車を借りて博物館に行こうと言っている。
パリから数人が、今夜遅くにマルセイユに入る事になっているそうだ。
みんな待ってくれているのが嬉しい。
第90回武禅一の行 3月21.22.23日
https://www.hino-budo.com/buzen4.html

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