身体の伸び白

■福岡ワークショップは7月12.13.14.15日です。
http://d-codex.com/

今日の本部の稽古は、さすがに休み。
時差ボケというより、旅疲れ、乗り物疲れで、完全にダウン。
明日の福岡に備え休むことにした。
生徒さん達に電話を入れると、レスリング少年の父が嬉しい話を聞かせてくれた。
長男6年生が、ここのところ負け続けていた少年に勝って優勝したそうだ。
負けが続き、苦手意識が完全に定着してしまっていたので、それを克服するまでは無理だから、技術をいじくる必要は無いとアドバイス。
少し前、全国からレスリング少年少女が集まる合同合宿があり、そこでその苦手少年を、何回も投げ飛ばし自信をつけたようだ。
投げられた少年は、可哀想に親にもコーチにも散々叱られていたそうだ。
もちろん、それは間違っているが、気持ちは分かる。
苦手を克服したレスリング少年も、親に散々言われていた。
そのどちらも、現代のコーチ法や心理学からいえば、間違った事ということになる。
しかし、それはあくまでも理論である。
個は全て違うのだ。
人それぞれだ。
それに合致することもあるが、どちらかというと、この例のように合致しないことの方が多い。
「これが良い」と言えば、根拠もあやふやなのに、右向け右の如く従う人達の気が知れない。
レスリング少年は、これをきっかけに全国一になるだろう。
7月後半くらいにある、全国大会が楽しみだ。
ただ、合宿で何回も投げ飛ばされた少年は、いわゆる筋力トレーニングを多用しているので技術はさほど無い。
身体も少年の身体とは思えない、固まって小さな身体になっている。
投げ飛ばした、こちら側の少年は、筋力トレーニングと呼ばれるような、ジムワークは一切していない。
技術勝負だ。
だが、力はその技術から出すから、筋力少年よりも強い。
身体の使い方だ。
もちろん、少年だからそうそう厳密には使えていない。
だから、伸び白はいくらでもある、ということだ。
実は誰にでも伸び白はあるのだが、もちろん、それは根気のいることだ。
自分のクセとの闘いだからだ。
明日から、福岡でのワークショップだが、参加する人達は、そんな自分の伸び白を求めて集まってくれる。
■沖縄キジムナフェスタ・ワークショップ
7月20.21.22日です。
http://hinows.ti-da.net/
■ 9月13,14,15,16,17日、定例の東京でのワークショップが決まりました。
場所も、何時もの新木場マルチスタジオです。
詳細がきまりました。
https://www.hino-budo.com/index.html
お知らせにあります

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