体重移動
朝、高速道路を飛ばしてパリ郊外の会場に向かった。
何故か渋滞。
渋滞中の車をぬってパトカーや救急車が走っていった。
救急車が何台も追い抜いていったのをみると、相当大きな事故だったのだろう。
開始時間ギリギリに会場に付いた。
急いで道着に着替えて道場へ。
会場は体育館だから、十分すぎる広さはある。
見渡すとマーツがいた。
マーツはお母さんになっているので、お母さんの顔になっていた。
当たり前か。
再会を喜んだ。
久しぶりに一緒に動いて見ると、やっぱりコンタクトの感覚は凄い。
以前よりも成長している感じがした。
今日も昨日同様、沢山の先生方がおり、加えて講道館柔道の人もいた。
ガタイはすこぶるよい。
12,30キロはあるだろうか。空手の先生も相当ガッチリしている。
常連の兄弟の弟も相当でかいが、弟が小さく見える。
これは面白い。
体重移動が通用するのか?だ。
だから稽古内容を、そちらに切り替えた。
一当たり皆を見て回り、最後に柔道家のところに行った。
私が並ぶと大人と子供だ。
私がいくら頑張っても彼を動かしたり、倒したりは無理だ。
と思った筈だ。
私が柔道の人の相手をすると、みんなが注目していた。
ゆっくり体重を移動していくと、柔道の人が怪訝な顔をしながら後ずさりをする。
私が押して行くのを持ちこたえられないからだ。
そんな楽しい光景が続く何時もの時間が過ぎる。
昼食をはさんで、午後の部へ。
ただ昼食を20人くらいが食べに行ったから、レストランはてんてこ舞いをしていた。
おかげで、昼食後もギリギリになった。
後半は木刀を使っての体重の移動をし、あっという間に5時終了になった。
一端ホテルに帰り、沖縄の大城さん達と食事に行った。
来年の沖縄WSの打ち合わせも兼ねて、こちらも楽しい時間を過ごした。
「マクベス」の話をすると観に行きたいと散々言っていたが、残念ながら通訳の仕事が入っている最中なので日本に帰れないそうだ。
人に話をすることで、舞台がどんどん練れていく。
声に出すことで、客観的に眺め直しが出来るからだ。
色々な先生方は、さすがに礼儀正しい。
それだけでも気持ちが良い。
明日は少し少ない人数とのことだ。
11月29.30日
埼玉・彩の国小ホール
開場19時00分開演19時30分
http://www.real-contact.jeez.jp/index.htm