バレンシア終了!

バレンシアの夏が終わった。
みんな名残惜しそうにしてくれる。
そんなところが日本人とは違い、感情を素直に表現するから好きだ。
肘の運動の違う形を稽古。
休憩を挟んで前日にした、多人数がけで遊んだ。
それぞれのグループを見ていると違いがあって面白い。
まるで子供のように楽しんでいるグループと、何をしているのか分からないというグループ。
相変わらず、1対1の稽古の延長としてやっているグループがある。
それも、別に決めているわけではないが、そういう傾向の人同士がグループになるから不思議だ。
もちろん、楽しんでいるグループは活気があって、何よりもルール違反のハプニングがどんどん起こるから面白い。
だから、そのグループの人達はパニックになる確率が低い。
そして、覚えも良い。
最後は、その活気のあるグループに入って、「どこからでもおいで」と言うと、待ってましたとばかりに、何でもありで攻めてくる。
おもろいやんけ!
最後は、皆からワインのお土産もプレゼントされた。
坂本君も、小さな小物をプレゼントされた。
彼にとっては、初めての海外旅行だったが、そんな緊張感はワークショップ受講者の温かい接し方に吹っ飛んでいた。
フランス語や英語、スペイン語で周りから話しかけられても、何とか切り抜けていた。
地元スペインの受講者は
「私にとっては、日野と私の距離が遠すぎて分からないが、坂本が橋の役目をしてくれ、ほんとによかった」
と言っていた。
それは、誰しも思った感じだ。
その証拠に、私が「次はこれ」と、坂本君を相手に見本を見せると、直ぐに誰かが坂本君を相手にしようとしていたからだ。
稽古を終えて、全員で中華レストランへ昼食に行った。
すごく気持ちよく食事をしたのに、最後に勘定が足りない、と言いだしたのだ。
有り得ない。
少なくとも、このワークショップの主催者がインチキをかます筈が無い。
散々抗議したが、まるで聞く耳持たずの中国のおばはん。
「何因縁つけてんねん、てスペイン語でどういうの」と聞こうとしている時、皆が「またか」という感じで外に出た。
最後に気分悪いのは、ほんとに気分が悪い。
当たり前か。
そのまま飛行場に向かう人、海岸で泳ぐ人、ホテルに帰る人。それぞれが別れを惜しんだ。
「日野、近いうちにパリで」
が皆の合言葉だった。
私たちは、海岸の近所でコーヒーを飲みアパートに帰った。
明日は、1日オフでパッキングだ。
そういえば今回の福岡のワークショップは、博多山笠とドンピシャで被っている。
山笠は一度しか見た事が無いが、壮観だった。
何がというと、町がふんどし姿一色になるからだ。
ふんどし姿の男性が、勢いよく山車を引くエネルギーには感動する。
その時も、連日朝4時ごろから櫛田神社付近に行き、見物したものだ。
そんな山笠を朝見て、その後ワークショップというのも悪くないのでは。
●ワークショップのお知らせです
7月13.14.15.16日福岡ワークショップ
7月28.29.30日沖縄ワークショップ
9月15.16.17.18.19日東京ワークショップ
https://www.hino-budo.com/

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