パリで

「ほんと?」amyがねじれが戻るを、男性にしっかり握られているのに戻せた時の驚きの声だ。
この「ほんと?」は手ごたえの無さと、実際に男性が転げた事、出来るとは思っていなかった事が、こんなに簡単に出来た事に、というような理由から発せられた言葉だ。
人は手応えを求める。
それは、単に意識が求めているだけだ。
しかし、意識が求めているから、意識の納得が必要になり、実際に起こった出来事を真っさらの目で捉える事が出来ない。
つまり、実際に起こった出来事をフィードバック出来ないし、起こった出来事から意識を変える事が出来ない。
意識を変える事が出来ないから、実際に起こった事を再現する事は出来ない。
そんな意識と身体の仕組みが見えるから稽古は面白い。
もちろん、ここを無意識的に難なくクリアする人はいる。
しかし、無意識的だから人に伝える事は出来ない。
そんなことも明確に見える。
パリの稽古は、何故かホッとする。
もちろん、見知った顔が多いからだし、それだけ一生懸命に取り組んでくれる人がいるということもあり、ホッとするのだ。
ベルギーで展開した肘の使い方を稽古し、違う形に発展させた。
スペインにも来てくれていた人は、結構理解しておりスムーズにこなしていた。
新しい顔も数人いた。
その人達は、稽古に馴れている人達が相手をしていたので、つまずきながらもしっかり取り組んでくれていた。
ここもアッという間に2時間が過ぎた。
10時に稽古を終えて、イタリアンの店でナポリタンを見つけた。
ヨーロッパではナポリタンを求めて幾千里だったから、それこそ万歳三唱だった。
明日は朝10時からだ。

Follow me!