ボディ?ワーク
日本にも世界にも色々なボディワークがあるが、結局のところ「ボディワーク」だ。
つまり、肉体をどう動かすか、である。
もしくは、現在の肉体の持つ稼動領域をどれだけ広げるか、その二つに尽きる。
もちろん、それが間違っているのではない。
文字通りで、その通りだからだ。
ただ、そのことで自分の何かが変わることは無いだけだ。
何しろ、操作する「自分」を変えていないのだから。
そこから考えると、私の言う「身体ワーク」は別のものだ。
私の身体ワークは、身体の質的成長が目的だからだ。
武道を探求するにつれ、また武道をする身体、つまり「人」を深く考えていくと、ボディというものは存在しないことを改めて認識できる。
肉体といえど、それは意識や生理機能と直結している。
つまり、人はロボットやSFのように、意識や生理機能とを分離など出来ないということだ。
当たり前だが、肉体を動かすのは意識の中の意思や、生理的反応でしかないし、細部の動きは全て無意識領域が統御している。
さらには気分や環境によって、それらの働きは変化する。
という「人」としての大前提を置くと、ボディワークというよりも、意識をどう変えるかが、ボディワークの基本になる。
「身体塾」「関係塾」「表現塾」は、実は「人」という自分自身にどの角度から取り組むか、という違いだ。
9月の東京ワークショップは基本からみっちりいきます。
http://www.real-contact.jeez.jp/index.htm