質の向上は
大阪教室は基本の肘打ちを集中的に行った。
肘は肩を中心として円を描くのではなく、肘が直線で前に出る。
前に出すのだ。
その事によって、肩甲骨が移動する。
つまり、背中の半分が伸び切るということになる。
強烈なストレッチだ。
もちろん、前に直線で出すのだが、相手との兼ね合いになる。
そんな基本を、突きを相手にしたり、投げに変化したりで覚え込んで行く。
ダンサー達が来る事で、武道的にではなく、ダンス的に。
ダンスに役立つように、が頭に入っていた為、新しい人達は、本当の肘打ちをやっていなかった。
しかし、深く考えてみると、ダンスに役立ったり、他のジャンルの何かに役立つのは、武道として出来るかどうかしかないことに気付いた。
その事は、最初から薄々感じてはいたのだが、違う方法で何とかなるのでは、と思っていた。
しかし、武道の身体、つまり、的確に体重を移動出来たり、連動させたり、相手との接着面で相手の力の方向や量を明確に感じ取り、そこからそれに逆らわず逆になる。
と言うようなことが出来なければ、ダンスをする身体そのものの質を上げたことにはならない。
単に違うフレーズを覚えた、ということに過ぎない。
だから、本格的に武道としての身体を創っていく、に力を入れていこうと思っている。
ワークショップでは、それにそって本当に身体の質が上がるように進めようと思っている。
9月の東京ワークショップは基本からみっちりいきます。
http://www.real-contact.jeez.jp/index.htm