フランス人一行京都へ
何でもニューカレドニアから来た若い青年は、小遣いを数年貯めて今回日本に来たそうだ。
私のDVを全部持ち、今回ツアー参加者の中で、一番私に詳しいという。
中国拳法を島で習っている。
稽古が終わってから、若い彼の全ての質問に、身体で答えて上げた。
「ええ~」という表情の後、「そうだろうな」という納得の笑いをしていた。
屈託が無くてよい青年だった。
「指相撲の極意を見せてください」
「????」
なんだか分からないが、勝負をしてみた。
後から聞くと、私の親指の動きが無茶苦茶早かったそうで、バレンシアで私が帰国後しばらくは、みんなの中で流行っていたそうだ。
そんな大笑いの飲み会になった。
稽古は定番をしたが、折角遠くから来ているのでと、指一本で倒すのを伝授した。
自分達にも出来るので、みんな大喜びだ。
遅い昼ごはんを食べ、皆は京都へ向かった。
火曜日の大阪の稽古にも参加することになっている。
「次は、ヨーロッパに何時来れるのか」
「多分来年の2月頃だろう」
そういえば、6月の公演など1年も前、いやもっと前に感じられてしまう程、時間の流れが早かった。
出演していた美緒ちゃんも、沖縄での安藤洋子さんの舞台を終え、数日前に台風と共に東京へ帰った。
安藤さんやアマンシオとの舞台は、思い切り勉強になったことだろう。
また、私の公演でのテーマをそのままその舞台にぶつけたという。
結果、観客からの評価は上々だったそうだ。
明日は、久しぶりの東京教室だ。皆の顔を見るのが楽しみだ。
9月の東京ワークショップは基本からみっちりいきます。
https://www.hino-budo.com/2011Tokyo-WS.htm