沖縄
沖縄三線の名手喜瀬先生と2年ぶりに再会した。
2年前パリで大城さんを通じてお会いし、その時贅沢な個人コンサートを開いてもらった。
それ以来だ。
「日野さんどうもどうも」
とほんとに気さくなお人柄には惚れぼれする。
今回は、安藤洋子さんとの共演だ。
本番は見る事が出来ないので、今日リハーサルで見せて貰った。
倍音が天井から降って来ているような歌。
世界、という言葉しかないだろう。
それすらも陳腐になってしまう。
いや言葉が陳腐になるのだ。
お弟子さんも入っての三線に、この歌に、一体どんなコラボが出来るのか。
安藤さんの振付が楽しみだ。
アマンシオは初めて喜瀬先生の三線と歌を聞いた時、動けない、と言った。
その感性が素晴らしい。
でも踊らなければならないのだ。
そんな葛藤が見る者としては興奮する。
明日でワークショップは終わる。
毎年来てくれる人が、初日に来なかったので都合が悪いのか、もう飽きたのか、と思っていたら、今日から参加してくれた。
たとえ一年に一回でも続いていくと、そんな心配もあるのが嬉しい。
ワークショップは、もちろん何かを伝える為のものではあるが、伝えることによってより深い人間関係が生まれる。
たった3日間のお付き合いで、尚且つ数時間しか接する事はない。
しかし、その数時間の接点は、相当密度が濃い。
その一瞬の密度を持つ為に、様々な時間があるだけだ。
そんな話をするのも、ワークショップならではだ。
そういえば、キジムナのオープニングパーティでJCDNの佐藤さんと会った。
沖縄でダンス関係の何かを始めるそうだ。
9月の東京ワークショップは基本からみっちりいきます。
https://www.hino-budo.com/2011Tokyo-WS.htm