神戸公演初日
昨日18日、無事神戸公演の初日が開いた。
初日に関わらず昼夜二回公演というのは、超ハードだった。
面白いもので、元々ダンスボックスでのショーケースで生まれた、
平岡さんと私とのデュオはお互いに「古い」と感じてしまった。
ゲネを終えてのことだ。
「どうして」お互いに新鮮ではなかったのだ。
むろん、それの全ては精神的なものだ。
それを超える為に、曲を変えてみた。
しかし、初めて来てくれる人には、きっと分からない。
そんな葛藤を抱えたゲネだった。
また、全く緊張感の無い、神戸の棒組み連中。
それに切れて緊張感を持たそうと、本番ギリギリまで追い込んだ。
舞台に立つとはどういうことか、そんな基礎的な事を全く分かっていないからだ。
しかし、それは今日までの舞台で、何一つ要求されてこなかったからだ。
むろん、才能ある人は、要求されなくても自覚的に気付き、その事を超える。
しかし、そんな人は稀で、大方は要求され追い込まれ蓄積されていくのだ。
ここでも書いて来ている通り、初日はガラガラかも、と思っていたが、予想以上のお客さんが足を運んでくれたのはありがたい限りだった。
ビフォアートークで、公演の主旨や内容を話し舞台を進行した。
東京からも沢山の人が駆けつけてくれた。
しかも、机上時で2回3回と観てくれた人が、毎回違うから神戸ではどう変わるのか、を見極めたかったからと話してくれた。
「全く違うので驚いた」神戸で、劇的に進化した山田君や高原さんを見て、感動したとも言っていた。
もちろん、言いだせば色々あるが、とにかく初日は開いた。
といっているうちに今日は楽日。画家の寺門さんは、今日も来てくれる。
食事会の席で、二幕目について盛り上がった。
芸術家の頭の中は本当に面白い。
どんな感性をしているのか、頭を開いて見たくなる。
表現の話になり、「コップはコップや」という言葉に思い切り反応してくれた。
人の思い込みを徹底的に排除する姿勢が共通しているのが嬉しい。
今日は、美味しい打ち上げのお酒を飲めるだろう。