後5日
13日になった。
今週の土曜日は、神戸ダンスボックスでの公演本番だ。
吉祥寺公演が終わり、何かが終わったのか、何かは続いているのか。
それぞれの中ではどうなっているのだろう思う。
一過性のものなのか、連続性を持たせることが出来るものなのか、だ。
昨日は、神戸組み単独の最後の稽古だった。
電話でシゲヤンに稽古の状態を聞いた。
もちろん、稽古としては、振り付けとしては問題ないという。
しかし、それが出来るということと、その事に商品価値の有無は別だ。
つまり、商品として仕上がっているのかどうかが問題なのだ。
この考え方が希薄なのが、コンテンポラリーダンス界だ。
私はフリージャズをやっていた時、絶対にこれで食ってやる、と決めていた。
その為には、どうすれば集客できるか、を考えた。
スタンダードなジャズなら、ある程度ファンがいるのでコンサートは開ける。
しかし、フリージャズとなると、ファンなどいない。
だから、そこを開拓していかなければならなかった。
そうなると、初めてフリージャズを聴く人にとって、魅力のあるものでなければ次は無い。
そんな自覚は暗黙の中で持っていた。
だから食えた。
しかし、そういったプロ魂というようなものが、全く見当たらないのが、この世界のダンサーだ。
そんな自覚の芽生えから、育てていかなければならない。
その為には公演という舞台も必要だ。
という流れの中での神戸公演だ。
神戸組みの稽古は二幕目のものだ。
吉祥寺以上の熱気と弾け具合が出るか。
その意味でシゲヤンに、メンバーを追い詰めろと指示を出した。
一幕目の変更は頭にある。
後は、リハーサルで作り込むだけだ。
山田君と佐藤君のデュオを、吉祥寺では楽日に試みた。
それはかなり良い出来だった。
だから、これは神戸ではプログラムに入れる。
高原さんとシゲヤンのそれぞれのソロをもう一工夫させよう。
小口さんもソロが良いだろう。
私と平岡さんの絡みをもう一ひねりいるのかどうか。
いっそのこと、私もソロをやってやろうか。
とにかく、吉祥寺公演とは違うプログラムだと思われるようにしよう。
チケットが大分動き出しています。
お知らせしているように、土曜日はまだ空きがあります。
日曜日は、そろそろ詰まっています。
吉祥寺公演の感想文とお申し込みです。
http://www.real-contact.jeez.jp/index.htm
吉祥寺公演二幕目です。
http://www.youtube.com/watch?v=m3FGmteEFrI