人生

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気持ちが言葉になった、それが本当に嬉しかった。何十年もこんな感覚になった事はなかった。

こんな嬉しい事には、何十年も巡り合っていないのではないか。
単に見知らぬ人と一言二言言葉を交わしただけなのだが。
純粋に「気持ちが言葉になった」事が本当に嬉しかった。

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言葉が場を和ませる、大阪下町の本音合戦

大阪の稽古では、私と最年長のおばあさんとのやり取りが、そのまま「場」を作り出す。その事で周りに笑いの渦が起こる。
それが大阪独特のサービス精神だ。
そこを取り出し「人生はサービス業」だと以前は話していたこともある。

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相手はどう思うのかを知らない、マニュアルしか話せない、じゃあ自動音声で十分や

抑揚のない声に強烈な違和感を感じた。もちろん、その人に悪気はない。ただ、その話し方で相手がどう思うか?そんな事を考えた事がないのだ。
というよりも、そんな事を考えなければならないという事を知らないのだろう。

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バーテンの世界は徒弟制度に近かったから「どうすれば」は教えてくれないから良かった

当時の喫茶バーテンの世界は、ある意味で徒弟制度のようなものだ。

私のような見習は、言われた仕事をするだけだ。
しかも、「仕事」例えば「リンゴを剥け」とか「じゃがいもを剥け」と指示はあるが、「どうすれば」は無い。誰も教えてはくれないし、当時は教えを乞う事は「恥」だった。とにかく「自分でやれ」「自分がやれ」なのだ。この体験が、私の自主性を完全なものにしたのだと思う。

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フランスからの客人を大阪のディープな世界へ、まずは通天閣やろ

今日は、フランスで活躍する声楽のyukimiさんと、大阪で食事をする事になった。 食事だけは味気ないからと、大阪のディープな世界を案内しようということにした。もちろん、ディープな世界は今やスマホ片手に小奇麗な兄ちゃんや姉 […]

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人は人の影響を受け人並みになる、それは思春期だからこそではないかと思う。

「影響を受ける」とよく言うが、私はこの思春期の時期にあらゆる人達の影響を受けた。だから「私」が育ったのだろうと思う。
人として成長していく為の、様々な問題を一挙に解決してしまう根本を育てる為の時期だからではないかと思う。

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屈辱であり恥だ、という意識が「くそ~」を生んだ。感情的な言葉が感情を育み私を人並みにしてくれたのだろう。

「日野君、飲んでごらん」私が入れたコーヒー40人分を全部流しに捨てられた。
これは私にとって屈辱であり恥だ。
だから「くそ~」であり「見とれよ」になるのだ。
「それを受け入れて」という冗談は無い。まずいコーヒーを入れたのは私だ。

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「嫌い」に打ち勝つ力は負けん気だが、それは最低の体験が生み出してくれるのだ

「嫌いに打ち勝つ力」だが、私の場合は「出来なければ気分が悪い」が発動する。いわゆる「負けず嫌い」だ。チーフがバースプーンで味見をしてくれた。
たてたコーヒーが入ったポットを流しに持っていくと、40人前そっくり捨てられてしまった。「日野君、こんな味お客さんにだせないで」と。

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嫌ならやめれば良い、を行動する時には条件がある

「興味深い」と感じ進んだ道でも「嫌なこと」は山ほど現れる。
そこで重要になるのが「強さ」だ。
「嫌な事」に打ち勝つ強さだ。打ち勝つ力が付いているとすると、「嫌なら辞めればよい」を行動するのは正解だ。

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好き・嫌いという感性は、磨かなければ幼いままだ

無意識的に「好き・嫌い」を価値観を決める定規にしていたのに気付いたのは1968年20歳の時だ。
「好き・嫌い」は、多分誰にでもある感性的反応だ。
それを磨かなければ、低次の感性的反応しか起こらない。
その事に気付いたのは、それから20年後くらいだ。

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