2011岡山ワークショップ

2011/02/25 ( 金 )  明日から岡山

今日から岡山。
1 ヶ月遅れになった、岡山でのワークショップだ。
昨年まで来てくれていた人が来るのだろうか。
そんな不安も楽しみの一つだ。
新大阪からレールスターに乗り岡山へ。
世話をしてくれる人が手配してくれたホテルへ。
夕方、お食事をご馳走になった。
以前も、その店に連れて行ってもらったが、本当に心のこもった料理だ。
日本料理の、手の込んだメニューが目も舌も、堪能させてくれる。
だから、幸福感が身体中に溢れるし、元気になる。
食というのは、本当に大事だとつくづく思う。
最後に残したご飯をおにぎりにしてもらった。
これは後日談だが、ホテルに帰り食べるつもりだったが、疲れとお腹が満腹なのとで寝てしまった。
おにぎりは冷蔵庫に眠ったまま。
だから、まる一日冷蔵庫に入っていたのだ。
明くる晩に、おにぎりをいただいた。
不思議と言わざるを得ない。
ご飯が硬くないし、香りもとんでいないのだ。
別段、タッパに入れたわけでもなく、紙の箱に入れて貰っただけのものだ。
銅のお釜で炊いたご飯がこんなに美味しいとは。
もちろん、その手間ひまが美味しさの秘訣だ。

2011/02/26 ( 土 ) 
岡山初日終了岡山での 1 日目は無事終了。
知った顔、初めての顔、約半分半分だった。
今回は、大学の先生方の働きかけもあり、大学生が 10 人以上参加してくれていた。
しかし、そのエネルギーの少なさには、改めて驚かされた。
しかも運動部だということだ。
高校生の女の子も交じっていたが、その子の方が数段エネルギーが溢れていた。
どうすれば、そんな半病人のようになれるのか、聞きたいくらいだ。
その大学の先生も参加してくれていたが、どうすればこの元気の無い若者に、覇気を出させる事が出来るのかと、相当悩んでいた。
しかし、それは大学でやるべきことではない。
でも、そういった子達が、教職課程をとっているので、学校の教師になる。
だから、悩んでいるのだ。
もはや、手のつけようがない。
今回も遠くは、長崎や熊本からも知った顔が参加してくれていた。
昨日の日本料理の話ではないが、岡山でのワークショップに必ず参加してくれる、学校の先生がいる。
その女性と、「便利ということで、自分達が感覚を失わせているのですね」という話になった。
そうだ、何もかもが昔と比べて便利になっている。
それこそボタン一つの世界になりつつある。
そうすることで、感覚器官がきっと退化し、抜き差しならぬようになっているのだ。
数十年前に、食生活の本の中に、子供達の舌の感覚器官である、 味蕾が 3 分の 1 ほど減っているということが調査によって分かったと書かれてあった。
それは退化したら再生しないものらしい。
そういった感覚器官の退化現象が、身体で起こっている筈だ。
だから、大学生達に覇気が無かったということも言えるのだ。
感覚できるから想像出来ることが山ほどあるが、その感覚が鈍いのだから、想像力も退化しているのだろう。
「君らは全員不感症やぞ!」
と言われても、不気味に笑っていた。

2011/02/27 ( 日 ) 

岡山終了!アットホームな雰囲気で、岡山のワークショップは無事終了した。
最後のクラスは、お馴染みの「ナマムギ」合戦と正面向かい合いだ。
これは、本当に若い人は苦手だ。
人の目をまともに見られない。
そればかりか、大声も出せない。
生きる活力が不足しているということだ。
他人と正対して、にやけているのは、相手の人に失礼なことなのだ、と若者に怒鳴る。「テレるのは中学生までや。大学でテレているのを許しているのは、ボケだけじゃ!」
終わってからの質問は、年齢のせいか、人生相談のようになった。
何だかんだで 30 分も延びた。
しかし、楽しいワークショップだった。
「今回は変な人はいなかったね」と参加者の一人が話していた。
学生たちが参加していたものの、平均年齢は高かったように感じた。
その所為か、比較的大人しくワークは進行した。
同時に、ワークそのものを人生に転嫁する人たちが多く、本来の目的が実った感じだ。
また、主催者の中山さんが 26 歳と若かったから、応援する人達も沢山おり、その意味でも沢山の人達の関わりで、成功したと言えるだろう。
まだまだ、人は捨てたものではない。
人情があるところにはあるのだ。

京都で中山さんが、単純に「色々な人の出会う場を残したいから、岡山でワークショップをやります」といった事が、多くの人達の出会いを生んだことは、本当に素晴らしいことだ。
打ち上げは、地元の人の顔で、美味しい中華の店で、食べきれない程の料理を堪能した。
殆どの人が車ということもあり、お酒が少なかったのが、一寸寂しいかな。
でも、地方だとそうならざるを得ないのだ。
打ち上げの席で、世話をしてくれていた男性が「日野晃ワークショップの火を消さないよう、来年は、もっと沢山の人を集めましょう。その為には、一人一人が変わらなければ説得力はありません」と一席ぶってくれた。
今回は、主催者以外の人たちが、本当に応援してくれた。
これこそ、「相手との関係の中で」という武道のこころを体現化した、ワークショップだったと言えるだろう。
6 月の公演には、岡山からバスをチャーターして観に来るという約束。
今は、これが一番嬉しい。
その意味で、公演冒頭に私と平岡さんのデュオを持ってきたのは正解だ。
誰でも無条件で楽しめるものだからだ。

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